豊鹿島神社

豊鹿島神社本殿

豊鹿島神社は市内北西部の多摩湖に向かう途中の丘陵地の中腹にあります。
多摩モノレールの北の終点、上北台駅より歩いて5分のところにあります。

慶雲4年(707年)の創建とも伝えられており、東大和市内で最も古い神社とされています。本殿は室町時代(天文19年・1550年)に建てられた、豊鹿島神社神木都内で現存する神社の本殿としては最古のものです。一間社流造(いっけんやしろながれづくり)、軸部丸柱(じくぶまるばしら)、こけら葺(ぶき)、内部は拭板張(ぬぐいたばり)、畳敷(たたみじき)、鏡天井(かがみてんじょう)など、中世の神社建築様式のもので、東京都の有形文化財にも指定されており、建築史上からいってもとても貴重なものです。

また木彫りの狛犬は都内三多摩地方でも、数例しかなくこれも貴重なものです。
獅子舞の獅子頭は雄獅子二頭と雌獅子一頭が組になっています。これは高木神社と共通していますが一人で獅子頭を一つ扱う高木神社と違い、豊鹿島神社は二人で一つの獅子頭を操ります。豊鹿島神社の獅子頭は狛犬とともに市の文化財に指定されています。

この豊鹿島神社では毎年、大晦日から元旦にかけての年明けには、太鼓の音が響く中、直径が5メートルもあろうかという大きなかがり火がたかれます。

また9月には地元の人たちから「鹿島様のお祭り」と呼ばれる「豊鹿島神社例大祭」が行われます。参道沿いには多くの出店が並び、毎年大いに賑わいます。
荒々しく練り歩るく迫力のある御神輿を見に青梅街道から参道へ入るのが難しいほど見物人で埋めつくされます。


東大和市芋窪1丁目2067番地


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