東京都の北西部の埼玉県境にある東大和市と狭山丘陵を紹介いたします。
東大和市の北部には、東西約11km、南北約4kmという大規模な森林地帯である狭山丘陵があります。その中に多摩湖、狭山湖があります。二つの湖は東京の水瓶とし1920年代から作られた人造湖です。その周りはカタクリやキンランや、オオタカやフクロウなど貴重な動植物が生息しており、 花見に紅葉狩り、散策にサイクリング、バードウォッチングなど、近隣の人々の憩いの場となっています。宮崎駿が散策し「となりのトトロ」の参考にしたという、「トトロの森」と呼ばれ保護されている森もあります。狭山丘陵、周辺の見所を含めた東大和ガイドです。東大和市ってどこにあるの?
- 東大和市と近隣都市
東大和市は東京都の北西部、埼玉県境にあります。
東には東村山市、西には武蔵村山市、南に小平市と立川市、
北には埼玉県所沢市と隣接しています。
東大和市の東にある【東村山市】
面積 17.17 km²
人口 約146,000 人
志村けんが歌ってギャグとした「東村山音頭」で有名になりました。
東大和市の西にある【武蔵村山市】
面積 15.37 km²
人口 約68,000 人
都内で唯一鉄道が通っていない市です。
東大和市の南にある【小平市】
面積 20.46 km²
人口 約185,000 人
「学園都市」でありまたいわゆる「ベッドタウン」として開発が進められてきました。
東大和市の南にある【立川市】
面積 24.38 km².
人口 約175,000 人
多摩地域の中心都市の一つ。戦後、基地の町として全国に知られるようになりました。
東大和市の北にある【埼玉県所沢市】
面積 71.99 km²
人口 約338,000 人
プロ野球の西武ライオンズが本拠地を置いた事で一躍有名になりました。
新着記事
トトロの森
宮崎駿監督のジブリ映画「となりのトトロ」のモチーフとなって以来、この狭山丘陵の森を「トトロの森」と呼ぶ人たちが増えました。1990年から、狭山丘陵のこの自然、里山を守ろうという運動がおこり「トトロのふるさと基金」が設立されました。宅地開発などから守るために、買い取られ、狭山丘陵の所沢市側に現在、1号地から6号地までが指定され守られています。手作りの看板にはトトロの絵などが添えられており微笑ましい感じです。実際に「トトロ」などの映画に出てきそうな風景がまだまだ沢山残っており、昆虫、植物など貴重なものがいっぱいいます。準絶滅危惧種のオオタカも生息しており、他にも多くの野鳥もおりバードウォッチングや森林浴、散策を楽しむ方々が四季折々に大勢いらっしゃいます。
狭山湖の堤防から見えるトトロの森1号地、3号地方面と、狭山湖の向こうに見えるトトロの森4、5号地方面です |