蔵敷高札場
蔵敷高札場
西武拝島線の東大和市駅の北方,駅からバスで10分の旧青梅街道沿いに蔵敷(ぞうしき)高札(こうさつ)場はあります。
高札場とは江戸時代、幕府が法度や掟書を発布した時や重罪人の罪状などを記して板札を掲げられたところです。広報の掲示板という感じでしょうか。
江戸時代は街のあらゆる所にありましたが、明治新政府になり次々に取り壊されました。
東京都内、多摩地区に残っているのはこの蔵敷(ぞうしき)高札場と府中市にある、府中高札場の二ヵ所だけです。
蔵敷高札場は慶長八年(1603)に建てられました。都の旧跡に指定されています。
バス停「蔵敷」のすぐ脇にあり,石碑が立っています。知らないと貴重な史跡だとは思わないかもしれません。
府中に住んでいた時、府中の高札を見たことがありますが二階の高さに近いくらいの大きなものなので、それに比べると小さくちょっと見逃してしまいそうでした。
バス停をわずか数メートル移動するとか、何かもう少し貴重な史跡を保存するという感じが欲しいような気もしますがいかがでしょうか。無責任に私などが言うのは簡単ですが、なかなか現実は難しいのでしょうね。